画像解像度変更は、最終的に作品をSNSなどに投稿する場合の画面用と、最終的に作品を印刷する場合の印刷用の2通りの利用の仕方があります。
まずは、画面用での解像度設定の説明をします。
①ツール選択ウィンドウから、②キャンバスツールを選択します。
①画像解像度変更を選択します。
①縦横比維持をオンにします。
画面用での解像度変更は②画素を選択します。
画面用では解像度(dpi)を変更するのではなく、ピクセル(px)を変更します。
③幅(px)を768から50に変更をし、設定が終わったら④✓を押します。
このようにピクセルを小さい値に設定すると画質が悪くなります。
ピクセルを小さくすると最大レイヤー数が増えます。最大レイヤー数に達してレイヤーが増やせなくなったときに小さくするとよいでしょう。またキャンバスサイズが小さいと動作が速くなったり、ストレージ使用量が少なくなったりするメリットがあります。なお画面用のサイズ指定はピクセル(px)のみで指定し、解像度(dpi)は指定しても意味がありません。
次に印刷用の解像度設定の説明をします。
印刷用の作品ではキャンバスサイズはmmと解像度(dpi)で指定します。解像度は最低300dpi(推奨350)に設定すると綺麗に印刷ができます。dpiとは、ドット・パー・インチの略で1インチ(25.4mm)の中にいくつドットが入るかという数字です。
※注意点:印刷屋に依頼するときは、前もってdpiとサイズを調べておきましょう。あとからのdpiの変更は難しいです。
①縦横比維持をオンにします。印刷での解像度変更は②印刷を選択します。
印刷では解像度(dpi)で変更可能なので、③解像度(dpi)を350から50に設定します。
設定が終わったら④✓を押します。
このように解像度(dpi)を小さく設定すると画質が下がります。
次に縮小計算式について説明します。
①縦横比維持をオンにします。サイズを②幅(px)768から150に設定します。
③線形をタップすると、サンプリング、線形、トリリニアから計算式を選択できます。
こちらが比較画像です。
左から低→中→高の画質になっております。通常はトリリニアを選択するのがよいでしょう(ハードウェア機能を使用しているため一部の機種ではトリリニアは選択できません)。
次に拡大計算式について説明します。
①縦横比維持をオンにします。サイズを②幅(px) 50から1500に設定します。④線形をタップすると、近傍近似、線形から計算式を選択できます。
こちらが近傍近似と線形の比較画質です。通常は線形を選べばよいでしょう。